◇◇静岡県南アルプス 聖岳ハイキング思い出記録◇◇
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登山日: 2013/07/11
場 所: 静岡県南アルプス 前聖岳3,013m 
メンバー: 単独
コース : 便ケ島登山口04:20 - 西沢渡05:05 − 苔平07:20 − 薊畑(聖岳分岐)08:30
  小聖岳09:20 − 前聖岳山頂(10:25-40) − 小聖岳11:30 − 薊畑(昼食)
  (12:20-35)苔平13:20 − 西沢渡15:10 − 便ケ島登山口到着15:45
地 図 : 聖岳ハイキングコース

 7月10日に光岳から降りて、体の疲れをとるために下の集落にある「かぐらの湯」で休憩。縦走の夢は破れたが、このまま帰るのは不甲斐なさすぎるので再び単発で「聖岳」を目指そうと食料を買い込み便ケ島駐車場まで戻った。さて、作戦は・・・

 いろいろ作戦を考えたが、自分の体力に合わせ荷物を軽くすることで行動しやすく時間短縮が図れるのでは・・・・と結論に達し、往復13時間を想定して早めに出発することに。蛭対策は塩水をスプレーの瓶に入れてたっぷりと振りかけて出発。

 道はしっかりしているので迷うこともなく順調に薊畑(聖岳分岐点)まで来た。午前8時30分ガスで周囲が全然見えない。そこへ聖岳から降りてきた人が・・早速状況を聞くと小聖岳より上は青空だよ、ただ風が強くて・・この情報を聞いてまずは一安心、小休止して聖岳に向かう。

 強い風と共にガスが覆ったり晴れたりを繰り返す。遠くに聖岳本体も見え隠れしている。小聖岳に到着すると7月10日(昨日)に光岳で別れた青年にばったり出会う。私は下山をしているはずなので互い顔を見てびっくり、・・今日の朝再び登ってきたと説明する。

 登りにくいズリ状態の急坂を登りきると前聖岳の山頂に到着、ここは物凄い強風で立っているのが背いっぱい状態。シャツ一枚では徐々に寒くなって来る、手早く証拠写真を撮り、奥聖岳に移動しようとするが風で飛ばされそうで危険を感じる。やむなく奥聖岳は諦めて下山する、それでも山頂に15分ほど居座ったことに。

 やっと登ってきた場所だが風が強くてどうにもならない、山頂には自分一人しかいないので何か事故が起きると心配なので周囲の山々を確認するまもなく下山を開始する。

 前聖岳の岩場にはいろんな花が咲き乱れている、残念ながら風が強くて写真を撮る気がなくなった。花を眺めながらも小聖岳に到着。

 薊畑に到着ここで昼食タイム。愛知県から来たという人も昼食中で聖光小屋から登ってきたという。昼食のさなか水が終わってしまい、ずうずうしくも水のおねだりをしてしまった。愛知県の方はすぐ下の聖平小屋に行くというので水を分けてくれるという。命の水を頂き一安心で来た道を戻る。

 西沢を渡る前にまた足元に蛭除けの塩水をかける。出発の時と同じように早足で沢沿いの道をすり抜けてようやく便ケ島駐車場に到着。計画よりも2時間程度早く戻れたのが何よりでした。のんびりと花の写真が撮れなかったのは気持ちに余裕がなかったからかもしれない。まずは無事で何より、その後、昨日の温泉場に行くと定休日で入れず、帰りながら松川ICの近くにある町営の温泉で汗と疲れを落としてから自宅に向かった。途中で仮眠をし到着は翌日の午前2時であった。

おしまい