着ていた物は全て濡れていたので乾燥室に運び乾燥に専念する。明日の天気を気にしながら眠りに着いたが夜中には激しい雨音で目が覚めた。朝を迎えると案の定今日も雨だ。他の登山客も躊躇しているのか動きが無く我々が先発で「常念岳」に登り始める。
常念岳は山小屋から約400メートルの高さと言う。全てが岩のかたまりで足を運ぶのにも神経を使う。午前7時過ぎに山頂に到着したが、まだ雲が厚く景色を見る状況ではなかった。ここも数分で通過し、次の目標地点に進める。常念岳を降り始めしばらくすると所々に青空が見え始め雲の動きのスピードも加速するように青空も広がっていく。一日ぶりに「槍ガ岳」が見え始めた。今日は「皆既日食」の見える日で少しでも太陽に近い場所からと期待していたが全然見えなかったようだ。次は20数年後だそうでそのときに私はいるのか?。
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